■ 更新 お待たせしました!!  Coco Farm   収穫祭  2005年11月20・21日 ■

栃木県足利市  ココ・ファーム いつものワイナリー の様子はこちら →   6月に行った時のページ


ちょうど テレビで 「世界で1番早くボジョレー・ヌーボが解禁です♪」 と騒ぐ週末に開催される収穫祭の様子です。 
え〜っと 木1本ですが、オーナーです。そのお陰か、招待状を頂きました。紅葉の季節だったので道中渋滞が心配。

そもそも…。 お酒を飲むわけですから 車では行きにくいよな〜。 で、ワイナリー周辺は 田舎の一本道になるのでたぶん
渋滞。JR足利駅から無料送迎バスが出ているとの事で、足利駅前の駐車場に車を置いてそこからバスで行く事にしました。
おお、駅前に長蛇の列です。皆さん行くようです。大きな観光バスが10分おきに どんどん来まして、乗れます。バス内では
以前にテレビで放送された ココ・ファームの ワイン作りのドキュメントが30分、ビデオで流れ、見終わる頃に到着しました。

     

↑ バスを降りて ワイナリーの入り口に ワインくんとぶどうちゃんが居ました。 左 地元の高校生が

骨董風のオルゴールの ぜんまいをずっと巻いて音楽を鳴らしていました。ボランティアだそうでした。  

   

↑ 入場後、2005 というロゴの入ったグラスとオープナー、好きなワインを選んで もらう事ができます。
ウチらは、2005 赤ワイン、いわいるヌーボー(できたて赤ワイン)と葡萄ジュースをもらう事にしました。 
我が家は1名分がご招待で、1名は入場券購入(ワイン&グラス付)を買いました。1500円です。(子供無料) 

あちこちで おいしそうなものがあります。シェフの皆さんが焼く 骨付きソーセージや シチュー、その他色々。
チーズのコーナーでは 日本では ココでしか買えないフランス直輸入チーズなどがあって、日本語がペラペラの
パリジェンヌとパリジャンが居て説明してくれたり… ワインに合うパテやテリーヌにも (*´ -`)(´- `*)ウットリ…。

 
 


↑ ええと これが有名な 葡萄畑です。葡萄の木は全部 伐採されていますので 何もありませんが…。何がスゴイのかと
言いますと、ものすごい勾配なんです。ですから 機械類が一切 上がれないような 葡萄畑なんです。という事で学園の
生徒さん18歳から82歳まで…が 全て手作業で 手入れ〜収穫までを行うのです。体を動かす事が 訓練となり、心身共に
療育とになる。それを信じて 暑い夏も寒い冬も 上り続けている 葡萄畑なんです。まだまだ右側に ダァ〜〜っと続く…。

知的障害・自閉症等の関係で 「ハサミが怖い〜〜〜ッ!!」という人も居るそうです。それを乗り越えるのも ある意味
生きていく上での訓練。障害の性質上、決して妥協を許さなかったり、ゆるぎのないこだわりを持って 雑草を除去したり
いい葡萄と悪い葡萄を選別する…多くの場面での 精一杯の取り組みが 本当に美味しいワインを育んでいると言えます。


※ 障害にご縁の無い方に ※
知的障害を持つ人にも 様々なタイプの方が居られますが、「こだわり」を持つタイプの方々が居られます。それが 時間であった
り、「身の回りの物」だったり、「行動パターン」であったり、我々とは全く違った「時間の流れ」「集中力」「完成度」等をお持ちの様
です。そのタイプは様々だと思えます。幸希にも「こだわり」は多々あります。Coco Farm では そんな彼らの障害と言われる部分
…を、抑える事なく、逆に生かして また もう1歩 踏み出させつつ ワイナリーで生き生きと働いている…と言えると思います。

幸希の母である私も 幸希の場合は肢体不自由の要素が強いので まだ 勉強不足です。説明不足で申し訳ありません。


で、今日は ここで育てた木からできた葡萄の木の下で、その葡萄からできたワインを1日中 飲む… そういう日なんです。  

    

↑ 幸希が居るので この葡萄畑に バギーで上がる事も 抱いて上がる事も全くの不可能だわ〜ん。って事で 脇のほうに
ベンチとテーブルが空いていましたので そこに陣取り 宴の始まりです。アテ(アテって関西弁ですか?※おつまみ)を買う
には 結構並んだりするんですが 皆さん ワイングラスを片手にお喋りで並ぶ。「遅いっ キィっ!ヽ(`Д´)ノ」とはなりません。

子供には 骨付きソーセージやリブがとても 好評でした。ご近所のレストランからも  タコスなど色々売りに来ました。

    

↑ お腹が一杯になった亜希は 即 お友達を見つけ、一緒に遊ぶ。「3匹の子豚ごっこ」をしたり、木に登ったり。
畑に駆け上がったり、草をちぎって ままごと。 子供はおもちゃなんかなくても遊ぶという お手本のようです。
そういえば 昔って 日がな1日こういう事をして遊んでいたような気がします。懐。今の都会では難しいですね。

  

↑ パパと幸希は 畑の中腹まで行ってみました。(画像 右) それより上は バギーを押して上がるのはムリ!
そこからの眺めです。白いハウスは普段 レストランや売店になっています。 今日はそこで ジャズ・バンドの演奏が
行われていて、ノリのいい生徒さん達が 踊りだした様でした。有名なところでは勝俣氏が来られていた様です。彼は
時々 こういう 福祉関係の催しに来られているので… (前も何かで名前を見ました)私たちと同じかもしれません。

左手の方の赤い屋根の建物が こころみ学園の生活棟ではないかと思います。以前 テレビで見ましたが それぞれの
部屋があり、夕食は食堂で皆で、生徒さん達は 赤や白やと 粋にワインを飲みながら食べておられました。ステキ♪

       

↑ グラス・ワインの販売所。  お土産のワインなんかも たくさん販売しています。カード払いも宅配もオッケ〜♪

中:皆 のみまくってますな〜。笑。 あちこちの ゴミ箱がこんな状態であります。その他、「味見」でグラスワイン。

右:ここは 特に大切な熟成庫だったと思う。… と テレビで見たような。年季の入ったワインやらが眠っているのね。

午後になって 少し冷えてきたので帰る事にしましたが もっと居たかったな〜。気の合う友人と ひたすら飲んで
喋るのも楽しいでしょうね〜… って なんか 日本ではない様な雰囲気でした。 パパがとても感動していたのは
風が吹いて、ゴミや紙皿が 飛び散った時、周囲の人達がみんな 立ち上がって ゴミ拾いを始めたのでした。とかく
お祭りの後なんかは ゴミの山になりがちが当たり前の世の中ですが、なんだか酔いながらも清々しい皆さんでした。

この後、すっかり酔いも覚めた私たちは 栃木県→ 茨城県の太平洋側への旅路(地道110`)へと向かった…汗。

そして この後 ウチのブログでもお馴染みの かおりさんから ワインに合う KAOPANさんのパンを頂いたりして
気をよくして飲み続け…。「ワインってまいう〜♪」 ・・・ついに 年末 胃を壊して 通院していた… 泣。

(´ノ0`)コッソリ  飲みだすと 千鳥足になるまで飲み続ける私…  なんでも ほどほどに致しましょう。

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